◇四半期決算、明暗分かれる 豊、第一は黒字、岡藤、フジトミ赤字
◇“めらの目”猛暑(ロシア)、大雨(インドネシア)そしてラニーニャ
◇“先物寸言”新 規
◆東工取=ゴム受渡単位5トンに 小口需要家ニーズに対応
◆商品ファンド=運用残高129億円
◆全国商品取引業者の市場参加 取次業者の市場参加 取次業者経由認める
◆デイトレも一休み
◆日商協=外務員に対する制裁 顧客から借金など3件
◆“アングル”
・パーム油、インドネシアの大雨が押し上げる
・鉱山縮小、高銅値時代へ
四半期決算、明暗分かれる
豊、第一は黒字、岡藤、フジトミ赤字
2011年3月期第1四半期の上場会社の決算が出そろった。商品先物業界は長期低迷が続いているが、上場各社は黒字に転換する社が3社出るなど一部底入れムードも出ている。ただ、引き続き大幅赤字の会社もあり、明暗が分かれている。
営業収益がトップになったのは第一商品。前年同期比64.6%増の18億9500万円を計上した。2位は岡藤ホールディングスで18億1800万円。以下、ユニコムグループホールディングス、豊商事と続いた。ユニコムグループホールディングスを除いて他の5社は営業収益が前年同期を上回るという予想外の好決算となった。
営業利益も第一商品が3億2700万円、豊商事が1億5800万円、エース交易が600万円の黒字に転換。他も岡藤ホールディングスを除いて全社、赤字が減少した。
経常利益は第一商品が3億3700万円、豊商事は1億5900万円、ユニコムグループホールディングスが1億3000万円の黒字を計上した。
ユニコムグループホールディングスが営業利益が赤字なのに経常利益が黒字になったのは匿名組合投資利益を1億5400万円計上したのが貢献した。逆に岡藤ホールディングスは貸倒引当金繰入額を1億470万円、商品取引準備金を当期2億6万円計上したことで赤字幅が拡大した。
純利益は大きく変動した。ユニコムグループホールディングスは金融商品取引責任準備金を1億2400万円戻し入れたため、2億4100万円でトップに立った。一方、第一商品は有価証券の減損処理などを行ったことから1億6000万円の黒字に留まり、豊商事も商品取引責任準備金の払戻額1億200万円特別損失として計上したことなどから6800万円となった。
一方、エース交易は役員退職慰労金に5億9500万円計上したことなどで6億6500万円の大幅赤字となった。
第一四半期が比較的好決算の企業が多かったのは5月に金の出来高が増えたのが効を奏したもの。6月以降出来高が再び落ち込んできたことから、この状況が長続きするかはまだ、疑問符を付けているところが多い。
◇上場各社、第1四半期決算(単位:百万)上段今期、下段前期 |
| | 営業収益 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期利益 |
| エース交易 |
1,162
913 |
6
△415 |
0
△414 |
△665
469 |
| 岡藤HD |
1,818
1,716 |
△216
△122 |
△273
△88 |
△308
△8 |
| 第一商品 |
1,895
1,152 |
327
△477 |
337
△468 |
160
△347 |
| ユニコムHDG |
1,604
1,752 |
△62
△76 |
130
△11 |
241
△1,112 |
| フジトミ |
428
328 |
△258
△269 |
△249
△253 |
△259
△256 |
| 豊商事 |
1,465
1,088 |
158
△234 |
159
△229 |
68
△123 |
| 小林洋行(参考) |
778
877 |
△458
△511 |
△429
△480 |
△276
△397 |
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