4月出来高=287万枚
前月比13.5%増だが、まだ水面下の攻防続く
新年度入りした4月の出来高に関心が集まっていた。3月がワースト記録並みの低水準に甘んじたため、先行きを占う意味でも何とか浮上のきっかけを掴みたい、そんな思いが強く表れていたのではなかったろうか。結果は、3ヵ月連続の前月比マイナスは何とか留まったが、決して楽観できる数字ではなかった。業界回復の決め手は穀物市場が握っているように思えるのだが……
日本商品清算機構が30日発表した全国商品取引所の4月出来高は287万5124枚、前月比13.52%増であった。
取引所別では関西商品取引所を除く3取引所が前月比プラスに転じ、3ヵ月振りに280万枚台を回復したが、1月の311万枚には遠く及ばなかった。東京穀物商品取引所は一般大豆が前月比5割増となったが、粗糖が5割減となるなど銘柄間にばらつきがあり全体の伸びを欠いた。前年同月比で58%減と最も落ち込みが大きく、全体の足を引っ張る格好となった。
東京工業品取引所は銀を除く全ての商品が前月比10〜20%強の出来高増となり、バランスのよい伸びを見せている。唯一前年同月比ベースでプラス(2.8%増)をみせた。中部大阪商品取引所は金の不振もあって2ヵ月連続で10万枚の大台割れとなった。
商品別では、東京金が100万枚の大台を回復し、市場シェアー36%を維持し断トツの人気商品であることは変わらないが、取組高が10万枚を割り込む場面も多く見られ、そところのパワーを感じられないことは気になる。期近の急騰劇を演じたゴムは前月比13.6%増となり30万枚台を回復した。日経東工取商品指数も順調に伸びて前月比2倍の2.3万枚に出来高を増やした。
商品別ランキングでは、東工取の金、白金、ゴムが市場シェアー10%強で人気3銘柄となっている。次いでガソリン、金ミニ、灯油の東工取銘柄が続き、東穀取の一般大豆までが月間出来高10万枚を記録した。
◇4月の取引所別出来高 |
| 取引所 | 出来高(枚) | 前月比(%) | 本年累計(枚) | 前年同月比(%) |
東穀取 | 239,648 | 103.66 | 951,489 | 57.11 |
関西取 | 4,749 | 85.80 | 19,814 | 63.95 |
中大取 | 97,873 | 100.92 | 425,211 | 80.67 |
東工取 | 2,532,854 | 115.18 | 9,868,248 | 92.68 |
合 計 | 2,875,124 | 113.52 | 11,264,762 | 87.50 |
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