◇東工取=銀の定率会費15円に引き下げ
市場流動性向上のため全限月に適用
◇“めらの目”「閣僚諸氏より金の安定性信頼」
◇“先物寸言”委託証拠金
◆東工取=2度目の立会停止 27日にシステム障害
◆「くりっく365」は記録更新 高利回りの豪ドルが活況
◆“アングル”ベトナム、通貨切り下げ促した金急騰
個人投資家、イーグル金貨に走る
◆11月の出来高ほ300万枚回復 東工取の金人気が貢献
◆商品ファンド 第2四半期運用成績トップは「マイスタートラスト」
東工取=銀の定率会費15円に引き下げ
市場流動性向上のため全限月に適用
東京工業品取引所は2日、定例記者会見を開き、銀の市場流動性を高めるための施策やマーケット・メイカー導入などの取組について紹介した。27日の金のシステム障害による夜間取引の立会停止については11月30日と12月2日に経産省に報告書を提出した。取引に係る損失は軽微とされるが市場の信用に与えた影響は大きく、処分は江崎格社長を含め12月中旬に検討するとしている。
銀は小口化と手数料引き下げで流動性の回復を目指す
すっかり沈滞してしまった銀市場の再生を目指して、24日に発会する10年12月限から取引単位を30kgから10kgに小口化する。呼び値は10gから1gに変更されるので倍率は3000倍から1万倍にアップ、取引証拠金(一般委託玉)は10月限までが9万円、12月限は3万円に軽減されるので投機妙味は増す。初回のサーキットブレーカー(CB)発動は2円50銭(10月限までは25円)の価格変動があつたときに発生する。
取引参加者にとっては取引所手数料(定率会費)の負担が重い。そこで小口化と同時に現行55円の定率会費を15円に引き下げることを決めた。引き下げ期間は24日から10年3月末までの3ヵ月間で、全ての限月に適用して市場流動性を高めるとしている。
MM制度
マーケット・メイカーは2、3社と交渉中で、リスクをカバーするためのインセンティプを決めるところまで煮詰まっている。システム開発にもある程度の時間が必要でMMが取引に参加するのは少し先にずれ込みそうだ。
つい最近では、東京金融取引所の「くりつく365」で薄商いの南ア・ランド取引でMMが不都合な価格を提示して市場混乱を引き起こした例がある。MMの価格提示には細心の注意をして欲しい。
海外関係
シンガポールでFIAアジア大会がある。アジア各地から大勢の市場関係者が集まるので、そこに出展して東工取を広く紹介し、市場参加を呼び掛ける。
その他では、証券アナリスト協会から東工取の紹介依願があった。小野里光博執行役が海外の活況や日本の現状などを紹介、リーマンショック後に株式と商品の動きが変わったことから証券関係者の商品市場への関心は高まっている。当日は銀行、証券、シンクタンクなど金融関係者が70名ほどが参加、活発な質疑があったという。 |