平成20年 7月28日(月)(毎週月曜日発行)第949号
        発行所 有限会社 先物ジャーナル社
        発行人・米良 周 編集人・高橋 伸幸
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◇日商協、企業情報の開示、規制を一部改正
 委託者紛議の件数減らず、損失補てんの禁止等が影響か
◇“めらの目”愚図が身を助ける 砂糖買い建てひとまず見送るの記
◇“先物寸言”三つのFの絡みは解けない
◆先物協会、09年度の税制要望
◆エース交易、石油法人部を新設
◆ロコ・ロンドン金取引業者に6ヵ月間業務停止
◆OPEC設立の実現に向けて


日商協、企業情報の開示、規制を一部改正
委託者紛議の件数減らず、損失補てんの禁止等が影響か
   
 日本商品先物取引協会は23日の理事会で、常設委員会等の委員長の委嘱、会員の企業情報の開示に関する規制の一部改正について承認した。
 常設委員会の委員長は協会理事が勤めることが決められている。五つのポストの委員長は、@運営委員会・荒井文夫(日商協会長・弁護士)、A総務委員会・二家勝明(日本ユニコム会長)、B自主規制委員会・荒井史男、C研修委員会・福田良一(三菱商事フューチャーズ証券社長)、D監査委員会・多々良實夫(豊商事会長「委嘱期間は23日から2年間。
 会員の企業情報の開示は「年次ディスクロージャー項目記載要領」に基づさ、事業年度ごとに業務・財務等の資料を作成し、開示することになっている。
 しかし、開示項目のうち、個人株主の住所、役員の主要略歴の記載については、個人情報保護の観点から任意記載に改めた。
 また、訴訟件数については、訴訟の提起、被提起の明確化を図るために、「顧客等が提起したもの」、「自社が提起したもの」、そして新たに顧客と自社の「双方が提起したもの」を追加した。

 特別指導・7月に175人を集中指導
 会員の役職員等に対する特別指導等プログラムの実施状況については、07年10月から08年6月までの期間に特別指導の対象となる3件以上の事故に関与した者51人、うち9社13人の指導が完了、7月中に4社5人の指導が終える予定。残り33人は退職等で外務員登録がないため、指導が保留されている。末取引者から日商協に苦情の申請があった場合には、その都度、特別指導の対象にとする。これまでに該当者は8人で、6社7人が指導済み、残りは1社1名。
※08年4〜6月の苦情申出状況
申出事由
件数
比率%
実会員数
不当勧誘
38
58.5
26
一任売買
7
10.8
5
無断売買
6
9.2
6
過当売買
2
3.1
2
仕切回避
8
12.3
6
返還遅延
1
1.5
1
連絡不備
2
3.1
2
その他
1
1.5
1
合  計
65
100.0
32
 登録外務員の一斉調査(08年3月11日時点の7037人を対象)では、98年以前に初回登録された3447人の調査を完了した。その結果、10件以上の事故等に関与した外務員は175人にのぼる。
 日商協では7月19目(土)〜8月2日〈土)の間、東京・大阪・名古屋・福岡の4会場で集中指導を行う。
 指導が目的のため、一会場せいぜい30人程度の少人数にとどめるとしている。
 6月の苦情・紛争受付は苦情15件、あっせん9件うち直接申出7件の計22件であった。4〜6月累計では苦情43件、あっせん直接申出22件の計65件、前年同期に比べ苦情が17件の大幅増となった。「特別電話相談の実施や損失補てんの禁止などが影響した」とみているが、出来高減の苦情増では何ともやりきれない。昨今の乱高下では、取引員の努力にも限界が…。

 (2008年7月28日―第949号)                  

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